凪の愛方、修羅ちゃんよりフリリクで頂いたもの。

 
修羅ちゃんとこの女王様設定
※一人称は二人と一緒の時だけ俺
※静雄→←帝人→←臨也












不毛な関係





 
 
静雄さんを見つけて、手をあげた。

「静雄さん!」
「帝人か」
「はい!」

にこにこと笑って、近寄れば少し口元が笑みを結んだ。
かっこいいなぁ…なんて思っても口には出さない。
だって調子にのられたら困るし?

「今日はもうかえんのか?」
「その予定ですけど…」
「なら飯でも食っていかないか?」
「…いいんですか?」

小首を傾げて、ちらりと静雄さんを見上げる。
まぁ1回逡巡するのは振りなんだけれど。
とはいえ、この大人はそんな俺の表情がよかったらしい。
頭を撫でられた。
嫌いじゃない。
気持ちがよくて瞳を細めた。

「シズちゃーん、抜け駆け禁止ー」
「いーざーやーこっちくんなって言わなかったか?」
「知ってるよー俺だって好きでこっち来てるわけじゃないっての」

いつの間にやら二人の手にはそれぞれゴミ箱とナイフが。
最初に出会ったときと同じことするつもりだろうか、この二人は。
やめて欲しいなぁ…俺、おなかすいてるんだよね。

「…………あの、お二人とも………」
「あ、待っててね、今ちょっと倒してくるから」
「待ってろ帝人、すぐにこいつ殺る」

此方もみもせずにお互いが同じことを言う。
意外と仲がいいんじゃないだろうか、この二人。
とはいえ、やっぱりおなか空いたし、なにより視線が集まってさすがに嫌だ。
今日はゆっくりしたい。

「俺が笑ってるうちにやめておいた方がいいですよ?正臣とご飯食べてもいいですし」

超小声で言ったのに、二人がばっと此方を向いた。

「やっだなー冗談だよ!」
「臨也置いて行くぞ」
「行かせないよ?俺も一緒にいいよね?美味しい所知ってるんだー勿論帝人君好みのところ」
「楽しみですね」
「ほらー帝人君やっさしー!」
「………っ」

ぐっと静雄さんに抱き寄せられて。
でも行くお店は臨也さんのお勧めのお店。
皆で仲良くしましょ?
俺は二人ともだーいすきなんですから!
満足そうに笑う俺と、睨みあう二人との不毛な関係。






ちょ、戦争サンドでリクエストしたらマジ好みが返ってきた。
ありがとうwwお言葉に甘えてのっけました。
大好きすぐる。


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